175.[Hot Side] 電子の輪・天使の輪
原子における電子の各軌道への格納順位は、おおよそ、下図の矢印が指し示すラインに並ぶ各副殻の順になっている。すなわち、
(1s)⇒(2s)⇒(2p⇒3s)⇒(3p⇒4s)⇒(3d⇒4p⇒5s)⇒(4d⇒5p⇒6s) ⇒(5f⇒6d⇒7p⇒8s) ⇒(5g⇒6f⇒7d⇒8p⇒9s)
という順序である。ただし、主殻の8番目(R殻)と9番目(S殻)はもし仮に存在したとした場合の設定にしてある。
原子番号がZの原子においては、原子核の最も内殻を運動する電子の速度は光速のZ/137倍になる(1/137は微細構造定数)という要請から、原子番号が最大の元素は137を超えないようである。仮に原子番号137の元素の電子配置はどのようになるかを推定すると、上図で、[9]系列のO殻(5番目の主殻)の5g軌道格納分全18個のうち、17個までを埋める配置になる。
これには、いくつかの前提が必要となる。まず、主殻は9個以上存在し、原子番号118を超える元素は、未確認のR殻(8番目の主殻)のs軌道に電子を格納し、つづいて、O殻の5g軌道の格納に移るということである。
ある意味、こんなことは言えないだろうか。つまり、上図の[1]~[9]の電子格納系列の真の母体は、その系列で最外殻の球軌道、つまり、s軌道であり、これによって、下位の各軌道(副殻)は決定してしまうのではないかということである。そうすると、原子番号88を超える元素は、既にR殻(8番目の主殻)を前提としているということになり、同様に、原子番号120を超える元素は、既にS殻(9番目の主殻)を前提としているということになる。したがって、原子番号137付近の元素はS殻(9番目の主殻)を前提とし、そこから来てO殻(5番目の主殻)の最外殻である5g軌道をほぼ埋める存在ということになる。主殻をいわば「次元」のように取り扱うなら、9次元の潜在エネルギーを借りて、5次元の顕在エネルギーを限界まで満たそうとしているという感じである。それはオーヴァーに言えば、まるで、光速度限界を生み出している人類の意識構造を支えているもののようでもある。
ちなみに、(x+y)^nの展開係数、すなわち、2項係数を「パスカルの三角形」として配置したときに、「フィボナッチ数列」の各項をつくるために、合計を拾っていく方法に酷似している。すなわち、[1]~[9]の各[n]系列の合計がフィボナッチ数列の第n項となるわけである。これは非常に面白い性質である。前述の光速度限界付近の原子番号137に対応するのは、[9]系列の最初であるから、フィボナッチ数列の第[8]項である「21」をつくった後、すぐにフィボナッチ数列の第[9]項である「34」をつくるために、[9]系列の最初の桝目の「1」を足し始めた付近という感じである。フィボナッチ数列の各項までの合計で測れば、第8項までの合計「54」まで足し終えて、続く「1」を足し始めた付近という感じになろうか。「21+1=22」を原子番号22と解すれば、「チタン」を指し、「光」触媒と関係し、「54+1=55」を原子番号55と解すれば、「セシウム」を指し、すべての物理量を規定するパラメータである「時間」の計測と関係するというのは、まさに「光速度限界」に基づく特殊相対性理論やローレンツ変換を意識させるような数値であり、何とも洒落ている気がするのは私だけだろうか。
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